(抜粋/その3)1988年にアンディ・ウォーホール邸で開催されたサザビーズのオークションでは、ウォーホールが収集した大量の「フィエスタ」やラッセル・ライトがデザインした皿を目のあたりにして、つわものコレクター達も言葉を失ったそうだ。最近は、ネットオークションで「ディッシュ・クィーン」を自称する男女と競り合って、スタングルの子供用食器や万博の記念プレートも手に入れられるようになった。だからこそ、御用心を。この本には手元に置いておきたくなる皿が載っている。少なくとも、食器棚に並んでいる皿を見るあなたの目は変わる。そして、チャールズ・ラムが1823年に記した言葉に同意したくなるだろう。「豪邸を訪ねると、私は真っ先に食器棚の陶磁器を見せてもらう」オシマイ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜一級品ボタン剣金彩で飾られたコバルトの帯が周囲をぐるっと巡っています。その精緻で確実なパターンの連続はマイセンの金彩職人の面目躍如といった所でしょうか。直線も曲線も見事に一定です。これが全て手描きということに驚きます。マイセンを模したもので時々見掛けますが、一本の線が太くなったり細くなったりと均一でないとか、歪んでいるとか、筆を休めた跡が分かるとか、そういったことが一切ありません。当然と云えば当然、マイセンがマイセンたる所以です。このプレートにおいては金彩が主役と云っても過言ではないでしょう。だからと云って、帯上の三か所に配置されたフラワーブーケがお粗末なわけがなく。花種・色彩・構図のどれをとってもそれぞれがセンター花に成り得る華やかさで美を競っています。特に構図は独特で、このプレートならではのものです。白磁に滑らかではない箇所があったり金彩の一部に赤色化が見られたりはしますが、金縁に薄れは見られず、この時代のものとしては申し分の無い美品です。デザートにサラダ、ランチョンなど。主役の甘味やお料理を、邪魔せず引き立てます。ご検討頂けましたら幸いです。(御参考)直径:約 21.6 cm※2枚以上を御希望の方はお手数ですがお知らせください。ディナー皿、スープ皿もございます。
商品の情報
カテゴリー | インテリア・住まい・小物 > キッチン/食器 > 食器 |
商品の色を | ホワイト系 |
商品の色を | グレイ系 |
ブランド | マイセン |
商品の状態 | やや傷や汚れあり |